デジタルレスキュー ハンドクラフターズ

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神戸市の交通を考える 1


私が住んでいる神戸の端っこは神戸市だけど神戸市中心部まで1時間以上かかる。

事務所もその神戸の中心部の元町にあるのだが慢性的な渋滞と道の狭さ、そして神戸電鉄の運賃の高さでオフィスに出るのにかなりストレスがかかる。

今回、事務所を住所のみを元町に置いておくが、実質、自宅に事務所を移した。

事務所が元町にあるメリットを少なくとも費用対効果が感じられなくなったからだ。

おそらく、神戸の中心部で住んで働いている方で「山の裏側」を知らない方には、東京よりも北海道よりも遠い存在の場所に違いない。

国道176号線が今拡幅工事を行っていて宝塚までの時間がかなり短くなる。

新名神もできることから断然、東向きのアクセスが向上する。

私の軸足も本当は神戸に事務所を置いておきたいが、そういう環境のもとでは大阪方面に出ざるを得ない。

神戸市の中心街は東西のアクセスは抜群だが六甲山をはさんだ北側は全くだめだ。

もっと神戸市の都市機能をアップするためには兵庫県全体から人・モノ・カネが集まる仕組み作りをしなければ神戸市の「海側」だけではやっていけなくなると思う。

神戸市の道路行政や神戸電鉄の企業姿勢にも不満だ。

神戸の中心街と結ぶ道路として有料道路を除くと有馬街道を通るルートにどうしてもなってしまう。

この道が狭すぎる。今、部分的に拡幅工事を行っているがあくまで部分的だ。

特に平野〜箕谷の間は拡幅する気配もなく、時間によっては全く動かない状態だ。

神戸市は将来、現状の有料道路以外にあまり高低差の無い南北のアクセス道路を須磨と平野〜箕谷、五社〜東灘間に最低3本は作らないと市内経済の活性化が図れないと思う。

少なくとも、神戸市有馬温泉が観光地として位置づけるならば、神戸市中心部と有馬温泉間だけでもしっかり道路を作って欲しいと思う。

神戸の中心部で遊んで有馬温泉で泊まる観光客がいるとしたら、今のアクセス道路に驚くのではないだろうか。

神戸電鉄も経営をしっかりやって欲しい。

おそらく運賃は日本一高いと思う。

市内の中心街に出るより大阪に出る方が負担が少ない(笑)。

まったくもって庶民の足ではない。

高原列車か山岳列車か知らないけれど、安価でなければ普段の生活の中では乗らない。

三宮から北神急行経由で家の最寄り駅まで行くと、阪急なら三宮から京都河原町まで十分行けてしまう。

粟生線廃線に追い込まれているそうだけど期間限定でも安くすればみんな乗ると思う。市や県から補助金もらってでも一度やってみると良いだろう。

さらに、神戸市営地下鉄西神中央駅と粟生線が結ばれ、三宮で阪急と乗り入れすれば西神中央経由 梅田発三木行きとか粟生行きとかの特急列車も実現もできるはず。

神戸の鉄道は神戸電鉄が新開地で止まっていること、市営地下鉄の海岸線が花時計前で止まっていること、西神中央駅で止まっていること、和田岬線和田岬で止まっていることでネットワーク化されていないことが客足を鈍らせていると思う。

今や相互乗り入れをしないと単独では線路を維持するのは難しいと思う。


神戸電鉄の決算書は見たことはないが運賃の高さや駅の汚さを見ていると負のスパイラルに突入していると感じざるを得ない。

どんどん人が少なくなっていく時代を前に中途半端な地方鉄道で廃れて行くのを待つか、もっとあか抜けて都市機能の一部として洗練された鉄道として生まれ変わるのか、そろそろ答えを出さないといけない時期が来ているのではないかと思う。

また、神戸市は道路とJR・私鉄・市営地下鉄・バスを含めた総合的な政策を打ち出すことを期待している。