高校生の時に「加藤君って佐野元春みたいね」って彼女に言われたことがある。
今、テレビ見ながら思い出した。
自分はそんな詞や曲は書けないのになと思った。
彼女が好きだった佐野元春と重ね合わせただけだったのだろう。
それから私は、それ以前から佐野元春のことは知っていたが、かなり意識するようになった。
でも、それで佐野元春の生き方を少し理解したいと思ったけど、たぶん、未だに理解出来ていない。
テレビは佐野元春の30年前のアルバム『VISITORS』のドキュメントだった。
30年経った今、もう一度聴きたいと思った。
たぶん、みんなと同じだと思うけど、めちゃくちゃ期待したニューアルバムだったのに、それまでのスタイルと全く違っていて驚いたのを今でも憶えている。
このアルバムはニューヨークで佐野元春が作ったのだけども、「TONIGHT」って曲は「9・11」の遥か昔の曲だけど、「9・11」の悲しみが描かれているようにも聴こえる。
30年経った今、私は高校生だった時から変わったのだろうか。
佐野元春に少しは近づいたのだろうか。
レコードはないけれどカセットを出して明日聴いてみよう。
今日、庭の雑草を取った。
庭のある家に住んでいると仕方ない。
雑草を取っていると頭の中が真っ白になり、もくもくと作業をしてしまう。
土の香りがそうさせてしまうのだろうか。
ふと、我に返り、何か考え事をしながら作業をすると、何だかアイデアが出てきたり、考えがまとまったりする。
土の香りは人間本来持っているものを引き出してくれるような気がする。
仕事などで精神的にしんどい思いをされている方は土と触れ合う時間を持てば少しは良くなるのではないかといつも思う。
そういう私もいろいろ追い詰められているけど、土を触っている時は何もかも忘れてしまう。
少し空いている植木鉢に何か花でも植えてみようかという「大きな前向きな」気持ちになった(笑)。