デジタルレスキュー ハンドクラフターズ

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福島第一原子力発電所の事故のこと


関西に住んでいると東日本大震災の事は、3年半も経てば、よその国の事のように思えてしまう。

あの日から東北で被害を受けた方を忘れた事はない私でさえ、そのように思えてしまう。

普通に関西で生活しているとそのように感じてしまう方は多いだろうと思う。

被害を受けられた方々には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

一応断っておきますが原子力発電所について電気の恩恵を受け生活している身として真正面から反対とは言えないと私は思っている。

さっき、『 ドキュメント72時間 「夏・原発に近い駅」 』(http://www4.nhk.or.jp/72hours/x/2014-09-05/21/23952/)というNHKの番組を見た。

常磐線上野駅から仙台駅のJRの線路だけど東日本大震災とそれに伴う福島第一原子力発電

所の事故で途中が寸断されている。

寸断されているということは知っていたが、今、福島県楢葉町まで開通しているとは知らなかった。

竜田駅という駅が現在の終着駅になるそうだが、そこに集まる人を追ったドキュメント番組だった。

放射能の影響で避難されていて自宅に戻れない方がたくさんいらっしゃるのはニュースやドキュメント番組で知っていたが、

この番組を通して、自分の家があるのに帰れない方が今の日本にいるという事を改めて認識した。

どうしたら戻れるのか?その答えは簡単だ。放射能を除去すれば良いのだ。

放射能を除去出来ないから困っているのだ。

「なんとか避難されている町民の方が一日でも早く普段の生活を取り戻せてご自宅に戻ることができればと思う」そんなフレーズや理想は聞き飽きた。

東電を非難しても仕方がない。半分は自然災害だ。


東京オリンピックが2020年、東京は新しい建物がどんどん出来てさらにハードもソフトも進化しているらしい。

東京オリンピックの開催絶対条件として放射能の除染完全完了と全町民帰還を政府は掲げたらどうだろうか。

関西に住んでいる我々はどうすれば良いのだろう。

もっと福島県浜通りの現実をまずは知ることだろうか。

仮設のお店も出来始めていると番組では伝えていたので、例えば行ける人は1年に1回だけでも訪ねてご飯を食べに行くとかするだけでも違うかもしれない。

そして経営者としてできることは福島県で事業を起こすことだろうか。

答えは出ない。

今すぐできること、福島県、特に浜通りの避難されている方の未来をもっともっと真剣に考えねばならない。



もっと早いスピードで。もっと革新的に。